2023年11月9日~26日
ブルガリ セルペンティ 75周年
「時を超えて紡がれる無限のストーリー展」
東京
ブルガリのブランドアイコンである「セルペンティ」が誕生してから75周年を迎える2023年、ブルガリはその記念すべき年を祝し、世界各国で現代アーティストとのクリエイティブコラボレーションのシリーズを立ち上げた。東京シリーズでは3人のクリエイターが選ばれ、その1人としてエマニュエルの作品が展示された。100 colorsインスタレーションシリーズの50作品目となる今回のインスタレーションでは、色が無限に続くような没入感のある空間を創り出した。
本作品は、永遠を象徴する「セルペンティ」の魅力からインスピレーションを受けて生み出した「無限の色」というコンセプトを体感できるインスタレーション。 細く果てしなく続く道を進むと、 色がどこまでも続いていくような感覚になる無限の世界へ人々を誘う、エモーションを刺激する空間となっている。
細い道に一歩足を踏み入れると、1から100までのローマ数字で表された「無限の色」が現れる。ローマ数字は、ブランドのルーツであるローマに敬意を込めて選ばれた特別なモチーフ。インスタレーションは、100層の大きな透明アクリルパネルに記された100色の347,100個のローマ数字で構成され、アクリルパネルは約16mの奥行きまで規則的に並んでいる。全てのアクリルパネルの中央には開口があり、来場者はインスタレーションの中を歩く。一番手前の層にはローマ数字の「1」が記され、道を進むにつれてローマ数字は増え続ける。ローマ数字はたった5つのシンプルな記号(I,V,X,L,C)を3次元のグリッド上に重なり合わせることで、数字が無限に増えていく効果を生み出す。そして100色のグラデーションも数字と共に変化していく。
無限の色の旅。歩くたびに作品の表情が変わり、無限に変容する複雑な魅力が生まれる。色が無限に続くように、ブルガリの未来も続いていくよう願いを込めている。
※100 colors no.50 「SERPENTI」は100 colorsインスタレーションシリーズの第50作目である。
2023年12月23日~2024年1月28日
The Art of Absolue
“Perpetual, Beyond Time”
上海(中国)
世界的な化粧品ブランドLANCÔME(ランコム)の「アプソリュ」シリーズを披露する展示会が上海で開かれ、その世界観を表現する新作インスタレーションを発表した。本作品は「美」と「永遠」を抽象的に表現した、没入型インスタレーションである。蝶の象徴的な意味からインスピレーションを得て、単純化した形状にデザインされた蝶が集い、羽ばたき、そして空高く舞い上がりながら空間を埋め尽くした。
このインスタレーションは、部屋の中央にカラフルな円形のボリュームと、その周りを囲むように配置された白い円形の層で構成されている。来場者が部屋に入ると、約4万匹の100色の蝶が出迎える。そして人々は白い蝶の膜に包まれながら、カラフルな円形のボリュームに沿って道を歩く。ゆるやかなカーブを描きながら、自然とインスタレーションの中心部へと導かれ、この作品の核となる約10メートルの高さまで続く100色の蝶の世界に入り込んだことに気が付く。100色のグラデーションは、地上から空へと流れるように続いている。
この空間に一歩足を踏み入れると、感動、喜び、瞑想的な瞬間に満ちた、不思議な体験が待っている。
※100 colors no.48 「100色の蝶」は100 colorsインスタレーションシリーズの第48作目である。
2023
Lumière
パリ(フランス)
map
パリ最大の民間オフィスビルである「ルミエール」は、パリ12区のビジネス街「ベルシー」の中心に位置している。7階建ての建物は、壮大なアトリウムでつながった2つの棟に分かれている。そのアトリウム空間でフランスにおける100色シリーズの最初の常設作品である「TIMELINE」を発表。
「TIMELINE」は、多くの人々が行き交い、多様な人生の瞬間が交錯するアトリウムという空間を象徴するサイトスペシフィックな常設アート作品である。
アトリウムのガラス屋根からのぞく印象的な空から降り注ぐ太陽の光にインスピレーションを得たこの作品は、建物を貫ぬく太陽の光とその光が照らす時の流れを、抽象的に可視化したものである。100色で表現されたその光の筋は、空間の多様性と輝きを浮かび上がらせ、人々へ喜びと感動をもたらす。
作品のパーツは西暦をモチーフにした3200個の数字で構成され、2023年から空に向かって果てしなく続いていく。これは作品のタイトルである「TIMELINE」をダイレクトに表現したものであり、未来へ積み重ねていく時の流れを人々に感じさせる。作品の下部は白で表現した2023年と2024年からはじまり、その後の未来の時間の流れを100色で表現し、作品の総高さは18メートルにも達する。
すべての数字はラウンジエリアを向き、反対側にはガラスのファサードがある。数字は回転しないように固定されているため、遠くから見ても本物の光の筋のようだ。
「TIMELINE」は人々の日常に光を当て、他者との新たな関係や未来への希望を模索する私たちを導く一筋の光となり輝き続ける。
※100 colors no.47 「TIMELINE」は100 colorsインスタレーションシリーズの第47作目である。
photos : THEO BAULIG / RAPHAEL METIVET
KAMOI 100TH ANNIVERSARY EXHIBITION
2023年9月5日~30日
倉敷アイビースクエア
岡山県倉敷市
マスキングテープブームの火付け役であるmtを生み出したカモ井加工紙株式会社は今年創業100周年を迎えた。全国6会場で「KAMOI 100TH ANNIVERSARY EXHIBITION + SHOP」を開催し、カモ井加工紙の本拠地である岡山県倉敷市の倉敷アイビースクエアにて展示会が行われた。2021年にカモ井加工紙本社工場の屋内空間で行われた1回目のコラボレーション「100 colors no.35」に続き、本展示会のインスタレーションは2回目のコラボレーションとなった。100色のマスキングテープを用いた屋外空間でのインスタレーションは、倉敷の空に100色が浮かぶような空間を創り出した。
今回の展示会場である倉敷アイビースクエアは、日本遺産の構成文化財として知られている。この長い歴史を持つ建物に寄り添う形で100色の空間を創った。展示会場の入口となる屋外空間に、エマニュエル独自の100色で制作されたカモ井加工紙の「mt」マスキングテープをふんだんに使い、浮かぶ100色のボリュームを出現させた。このボリュームは約26,000本の幅15mm、長さ3mの線状のマスキングテープで構成されている。一番手前は白から始まり、100色のグラデーションが頭の上を覆うように続いていき、その長さは24mにも達する。マスキングテープで作られた100色の細い線が、色とりどりの風となって訪れる人を迎え、建物まで歩きながらたくさんの色を感じられるようになっている。小さな動きひとつひとつがカラフルな風となって、エモーションを届ける。
※100 colors no.46は100 colorsインスタレーションシリーズの第46作目である。
2023年7月19日~2024年6月2日
Museum M.
アルメール(オランダ)
オランダのアルメールに位置する水上パビリオン「M.」にて、新作インスタレーションを発表した。本作品は円形の建物の形状から着想を得て、時計盤を抽象的に表現。色とりどりの時間の流れを体感できるエモーショナルな空間を作り出した。
規則正しく配置された小さな円の層で構成されたインスタレーションは、建物の曲面の壁に沿って半円形を型取っている。 円形のモジュールは1本の細い線が切り取られ、アナログ時計盤の針を表している。インスタレーションは8760個のモジュール構成され、1つのモジュールは「1時間」を意味し、全体で「1年」の時間の経過を100色のグラデーションと共に表現した。
この空間の中には8760時間が凝縮され、1年の流れを一目で感じることができる。インスタレーションは止まっている。しかし、色とりどりな時計に近づいてみると、まるで時計の針が動いているかのように、時が流れていくような錯覚を覚える。
来場者が時間と色に関する質問に答える参加型のアクティビティも用意された。
※100 colors no.45 「8760時間」は100 colorsインスタレーションシリーズの第45作目である。
2023年4月22日~5月28日
六本木ヒルズ
66プラザ
東京
100色で彩られた層が織りなす、記憶を辿るインスタレーション。小さな数字が幾重にも重なり合い、年号が浮かび上がります。その年号は、六本木ヒルズが開業した“2003”年から20 年を迎えた今年“2023”年。西暦が刻まれた100色の層は、奥に流れるにつれて年月が遡る「記憶」を視覚化します。一番手前の層は2023年現在の新たな記憶を「白」で表現し、100色のグラデーションが過去の時の流れを演出します。この色とりどりな記憶の空間に人々が集まり、思い出に思いを馳せる場所となりますように。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。 1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。 東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。 その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー (2013年9月)
2023年4月14日~2024年7月10日
道後温泉商店街
道後温泉
“100 colors no.42”は道後温泉の商店街を100色で彩り、これまでの風景を一変するような大規模なインスタレーションです。
道後アート について
日本最古といわれる道後温泉では、本館保存修理後期工事期間に合わせ「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を2024年3月までの3年間で実施しています。 2021年度は、大竹伸朗さんや蜷川実花さんの作品を展示するほか「地熱づくり」をテーマに、地元で集客や関係人口を築いてきました。 最終年の2023年度は、4月14日(金)から「道後アート2023」を開催します。 フランス生まれの建築家でアーティスト、デザイナーのエマニュエル・ムホーさんが制作したシンボル作品を道後商店街に展示します。道後商店街を100色で彩り、これまでの風景を一変するような、インパクトとスケール感のある大規模なインスタレーション作品です。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。 1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。 東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。 その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー (2013年9月)
2022年11月18日~2023年1月9日
ハービスPLAZA 1階
オルガン広場
大阪
ハービスPLAZA1階・オルガン広場に流れる100色の滝。
まるで時が止まっているかのように神秘的で、
まるで色が流れ落ちているかのように美しくて力強い。
100色の滝を浴び、100色の滝に打たれ、
からだとこころが浄化される、そんなインスタレーションです。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。 1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。 東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。 その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー (2013年9月)
2022年7月22日~9月11日
ART TOUCH EXHIBITION
KITTE名古屋
名古屋
名古屋駅直通のKITTE名古屋の空間の特徴は、「過ごす」ではなく「通る」場所であること、そして天井高が11mであること。この空間の高さと人の動きを活かして選ばれた今回の「色のかたち」は「線」。
100色に染め上げた約5mの色の帯を、グリッド上に規則正しく人々の頭上に浮かせた。色と色の間からは他の色が見えるように間隔が設定され、見る角度によって表情を大きく変える仕組みになっている。また、吹き抜けと反対側(進行方向と直行した目線)から作品を見ると、色がより細い線に見え、来訪者は歩きながら作品を臨むと、色が揺れているかのようなモアレを楽しんだ。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。 100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2022年6月~2023年6月
Oslo Public Library
オスロ国立図書館
オスロ(ノルウェー)
2020年6月に新しくオープンしたOslo Public Library (オスロ国立図書館)において、北欧での自身初の100 colors シリーズ作品を発表した。
本作品は図書館の3階から5階を貫くメインの吹き抜け空間で来場者を迎える。a-zまでの26文字とノルウェーの特殊文字3文字を用い、約10000個の文字を三次元グリッドに規則正しく配列させ、高さ8mを超える大きな本を思わすボリュームとして空間に浮かせた。
1つ1つのモジュールは、100色から文字をくり抜いた色の形になっており、まるで本から色の文字があふれ出るような空間を表現した。1行1行本を読むように100色のレイヤーが織りなす文字の色の移り変わりを楽しむことができる。また、吹き抜け空間を生かし、3階、4階、5階から、作品を全ての角度から見て、感じることができるだろう。
ノルウェーの美しい光に照らされた作品は、切り抜かれた文字をより際立たせ、光と影と色によって人々にエモーションを与える。文字の中には二人の女の子と猫一匹が迷い込み、来場者に探してもらう遊び心も盛り込んだ。
photo : Øystein Thorvaldsen
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。 100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2021年9月17日~2022年7月25日
UNIQLO GINZA 4F
東京都中央区銀座
2021年9月にリニューアルオープンしたUNIQLO GINZA(ユニクロ 銀座店)の4階にて、新作インスタレーション「人人・色色|hitobito iroiro」を発表した。
本作品は、ユニクロによる作品作りのコンセプトである「LifeWear」の豊かなカラーバリエーションや、好きな服を着る喜びや楽しさを、作品を通じて表現している。
100色で彩られた9千人にも及ぶ人々のシルエットを三次元グリッドに規則正しく配列させ、ガラスケース内を埋め尽くした。人々のシルエットは上半身下半身と、バックの異なる3色を組み合わせることで、無数のパターンを構成し、多様性を表現している。人混みの中には一人の女の子、猫一匹と天使が迷い込み、来場者に探してもらう遊び心も盛り込んだ。
「作品は、服の色だけではなく、心の色も表現しています。今日の私、明日の私。毎日自分の心の色が変わって、楽しい。そして、世界には色々な人がいて、色々な心(気持ち)がある。人々は服や外見などの「外」も、「中」にある心も、みんな違って、みんな良い。自分の中の多様性、世界の中の多様性。ひと言で表すなら、多様性は美しい。そういう想いが込められています。」
※人人・色色|hitobito iroiroは100 colorsインスタレーションシリーズの第36作目である。
mt FACTORY TOUR
2021年7月22日~8月4日
カモ井加工紙・工場
岡山県倉敷市
マスキングテープブームの火付け役であるmtを生み出したカモ井加工紙株式会社が、年に一度だけ開催するmt FACTORY TOUR。その記念すべき第10回ツアーにおいて、マスキングテープを使用した新作インスタレーション100 colors no.35を発表した。
本展のために、最も親しみのある15ミリ幅のマスキングテープを、独自の100色で特別に作っていただきました。このインスタレーションは6000本ものマスキングテープを縦、斜めに規則正しく何層にも重ねて空間を構成している。インスタレーションを切り抜いたトンネルの中を歩いていくと、来場者は幾重にも重なりあう線と100色のグラデーションによって生まれた空間を体感することができる。眺める角度によって目に映る色と線の重なりが変わり、様々な表情を生む美しい虹のモアレを作り出す。総長さ約28kmのマスキングテープで構成されたこの巨大モアレの中を歩いて、人々はしばし時間を忘れうつろう色を全身で楽しんだ。
2020
GREEN SPRINGS
東京都立川市
Google Map
2020年に開業したウェルビーイングタウン「GREEN SPRINGS」に、エマニュエル初のパブリックアート作品を発表した。
「mirai」と名付けられたこの作品は、2020年から2119年までの「未来」の100年を視覚化した彫刻作品。100年分の西暦はそれぞれ異なる色となっており、100色で彩られた「未来」を支えるのは「過去」。白い数字で表現されており、構造としての役割も担っている。
「mirai」に凝縮された100年に
みんなの夢が集まって欲しい
人と共に街が変わっていく
2020年が過去になる
みんなの夢が刻んだ年と重なり
虹んで虹んでいく
凝縮された100年に凝縮された想い
笑顔になって想像して欲しい
夢虹む「未来」
エマニュエル・ムホー
2020年2月5日~4月19日
(9月27日まで延長)
NOW Gallery
ロンドン(イギリス)
Installation:
”Slices of Time”
ロンドンのグリニッジ天文台にほど近い NOW Galleryにて、新作インスタレーション「Slices of Time」を発表した。本作品は、グリニッジの本初子午線が世界の時間の基準であることやギャラリーの名前「NOW=現在」からインスピレーションを受け、「過去」、「現在」、「未来」を、120層の「時間の断片=Slices of Time」として表現している。
これらの層を描いているのは、規則正しく3次元のグリッド上に整列させた168,000ピースの小さな数字。1層に1西暦を描き、120層を通して、未来の100年(2020~2119)と過去の20年(2000~2019)を可視化している。未来の100年分の西暦はそれぞれ異なる色となっており、100年100色100層であるのに対して、過去は白で表現している。
作品を真正面に臨むと、まるでギャラリー内に浮かぶ地球のように見え、奥へ進むと、過去と未来の間には文字通りスライスされた「現在=NOW」の空間が存在している。
また、来訪者がそれぞれの大切な日付を考えるきっかけとなるインタラクティブ要素も用意された。白い丸い紙にカラフルなペンで思い思いの大切な日付とその理由を書き、ギャラリーのウィンドウの時間軸に貼ることで、作品に参加することができる。
Jemima Burrill (NOW Galleryキュレーター)より:
”ムホー氏の作品の繊細なディテールや熟考された秩序は、今日私たちが直面している政治的混乱からの完璧な束の間の休息のようでした。この展覧会は、すべての人々に、色と形のシンプルさと複雑さを楽しむ時を与えることとなるでしょう。両方の要素が相まって驚きと調和をもたらし、カラフルな順序の中で大切な日付を考える時をつくります。瞑想的な瞬間です。”
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。
”エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2019年10月13日~11月17日
熊本城ホール
エントランスロビー
熊本
Installation:
数字の森 | 2019-2118
2019年10月に開業した熊本城ホールにて、熊本市現代美術館とのコラボ企画第一弾としてインスタレーションを発表した。熊本の明るい未来を願い、2019年から2118年までの未来の100年間をカラフルに視覚化した。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
WATCH ART GRAND EXHIBITION
2019年9月28日~10月13日
Sands Theatre
Marina Bay Sands
シンガポール
Installation:
”100 colors flowers”
スイス時計最高峰ブランドのひとつパテック・フィリップの時計製作の粋を、世界中の愛好家に向けて披露する「ウォッチアート・グランド・エグジビション2019」での会場インスタレーションを手掛けた。5回目を迎える今回は、ラッフルズ卿によるシンガポール上陸200周年に合わせ、シンガポールのシンボルとも言えるマリーナベイ・サンズで開催され、会期中68,000人と過去最大の来場者を集めた。
パテック・フィリップの世界観を堪能できる会場のホワイエには、シンガポール200周年を記念した特別な空間として、本インスタレーションが来場者を出迎える。作品は、シンガポールという国の精神 "Majulah Singapura"(『進めシンガポール』=シンガポール国歌)や、街や人の活気、生命に満ちた植物からインスピレーションを受け、フランジパニ(プルメリア)の花をモチーフとし、その美しさや、色、香りをイメージしながらシンガポール成長のダイナミズムを表現した。
11,500個の花で構成され、100色で彩られたインスタレーションは、美しい時計を高度な技で作り上げる時計職人の精神を反映し、花びらは一つずつ丁寧に手作業で高精度に制作された。カラフルで没入感のある本インスタレーションは、まるで空間が独自の時間を持っているかのようにゆっくりと時を刻んでいる。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2019年7月12日~2020年5月31日
誠品書店
敦南店(Dunnan Store)
台北(台湾)
Installation:
数字の森 | 1989-2020
2020年5月31日に30年の歴史に幕を降ろす台北の誠品書店敦南店(Dunnan Store)にて、最後の1年間をカラフルに彩るインスタレーションを発表した。敦南店の1989年の開店から2020年の閉店までの約30年間の歴史を視覚化した。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
カルピス®100th
七夕に会おう展
2019年7月4日~7日
アーツ千代田 3331
東京
Installation:
ことばの宇宙
カルピス®の誕生日である7月7日七夕に合わせて開催された、誕生100周年を記念する「カルピス®100th 七夕に会おう展」。本展において、新作インスタレーション「ことばの宇宙」と「100 message bottles」を発表した。
七夕では、人々が願いや夢をカラフルな短冊に書き、願いが叶うように想いを込めて笹に吊るす。エマニュエルはその七夕の伝統を、短冊に書かれて風に浮かぶ「ことば」を抽出することで大切な人を想う体験としてリデザインした。彼女は日本人が一番最初に習う最もシンプルな「ひらがな」全46文字を用いて、願いや夢を表現した。揺れるひらがなは、人々の想いを乗せて笹の葉から揺れるカラフルな短冊を表現している。
「ことばの宇宙」は、約14万ピースにも及ぶひらがなを3次元グリッドに規則正しく配列させ、ギャラリー空間全体を埋めつくした。インスタレーションが切り抜かれたトンネルを歩いていくと、来館者は無限に広がる文字の宇宙の中へ引き込まれ、ことばが少しずつ心に浮かび上がる。本作は自身の100色シリーズの最新作であり、ひらがなの層は100色で彩られ、カラフルな「ことばの宇宙」が完成した。宇宙の中には「カルピス」のボトルのシルエットと「カルピス」のロゴが迷い込み、「迷子」を来場者に探してもらう遊び心も盛り込んだ。宇宙の中の1つのトンネルは訪れた人々を次のインスタレーション空間「100 message bottles」へと導いている。
「100 message bottles」は、来場者が大切な人と共に、自分たちの関係性を表す「message bottle」を見つけるようにデザインされている。100色で彩られた特別な100本の「カルピス」のボトルは、「しんゆう」「あこがれ」「ぬくもり」のような100種類のことばと共に吊るされ、これらの「message bottle」は人と人との特別な関係性を色とことばで表現している。来場者は自分たちのことばを見つけ、「message bottle」 の前で写真を撮ることで、思い出に残る体験をすることができる。
VERY FUN PARK 2019
Contemporary Art Exhibition
2019年3月19日~5月19日
微風南山 Breeze NanShan
台北(台湾)
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2018年12月6日
ホテル マルチネス
カンヌ(フランス)
Installation:
100 colors | TOKYO
フランス・カンヌで開催されたILTM (International Luxury Travel Market) にて、公益財団法人東京観光財団が開催したオフィシャルクロージングパーティ「TOKYO ROOM」の会場デザインを手がけ、一夜限りのインスタレーションを発表しました。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2018年9月15日~2019年2月11日
JR新宿駅 新南改札外
Suicaのペンギン広場
東京
新宿駅周辺の公共の空間等を活用し、様々なアートシーンを送りだす「新宿クリエイターズフェスタ」にて、今年も新たな「100 colors」インスタレーションを発表した。
2013年から手掛けている「100 colors」は、100色で空間を構成するインスタレーション。今回は、JR新宿駅新南口改札外にあるSuicaのペンギン広場で長さ約60 mにおよぶ色の風景 - colorscape (カラースケープ) - を創り出した。遠くから見るとひとつの大きなグラデーションが線路上のガラス面に見え、近づくとこのグラデーションが「SHINJUKU」の切り文字で作られていることがわかる。そしてたくさんの「SHINJUKU」の文字の連なりの中に2人の女の子と一匹の猫が隠れている。
改札口から見ると、線路と電車が色越しに見え隠れし、真正面に位置するイーストデッキから眺めると、100色の美しいグラデーションが街と重なり新しい風景を生み出す。新宿駅のホームから見上げると、まるで色の軌跡が新宿の空に架かったかのように見える。新宿の街と空をカラフルに彩るインスタレーションになった。
2018年8月~展示中
ニューヨーク(アメリカ)
2018年8月からニューヨークで開催されているインタラクテイブな展示会「The Color Factory」で100色のインスタレーションを手掛けた。 ニューヨークSoHoに位置する約2万平方フィートの空間は、色をテーマにした様々な作品を体感できるポップアップ展へと姿を変えた。今回のインスタレーションは展示会のロビーエリア設置され、100色の帯状の紙で彩られた天井が来場者を迎えた。約5m×5mの空間に色を凝縮させ、色の下を歩くと静かに揺れ動く。自身初となるニューヨークでのアートインスタレーションが、色を全身で感じながら、来場者それぞれのエモーションと共に心に刻まれたことを願う。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2018年2月~10月
ダウンタウン・ドバイ
アラブ首長国連邦
ドバイを拠点とするArt Emaarプログラム(街中にパブリックアートを取り入れ,ドバイを想像力プラットフォームをして活性化させる目的のプログラム)の一環として、100色の道をドバイ中心部に出現させた。ドバイ・ダウンタウンで長さ1kmに及ぶ、過去最長の100 colors インスタレーションを展開。100色、10,000枚の布が美しく海風になびき、常に変化していく巨大都市に色と楽しさをもたらした。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2017年11月16日~2018年1月8日
富山県美術館
"アートとデザインをつなぐ" 世界で初めての美術館として、2017年8月にオープンした富山県美術館。
開館記念展 Part 2 「素材と対話するアートとデザイン展」は、木や金属から新素材まで、素材とその変容を、様々な素材が放つ魅力、素材に触発されて生まれる、アートとデザインの世界を紹介する展覧会として開催された。
本展において、紙を素材として扱う新作 「COLOR OF TIME」 を発表した。
「色」という感覚的な要素に、「時間」という数学的な要素をかけ合わせ、視覚的に空間をつくり出す、時の流れを感じるインスタレーションである。
展覧会初日、2017年11月16日の富山県の空。06:30の日の出から、18:11の天文トワイライトを通って、色が見えなくなる真っ黒な19:49まで、計799分間において色が移り変わる。この時の流れを100色のグラデーションの変化で視覚的に表現した。
「COLOR OF TIME」 は、数字「0」から「9」と記号「:」を計12万ピースを3次元のグリッドに規則正しく配列し、空間を構成している。それらの数字と記号は、一見密度の濃い混在した集合体のようだが、実は1分刻みの「時間」を細密に表現している。
このインスタレーションは100層に分けて構成しており、それぞれの層には、左から右へ、そして奥へ流れるように時刻が刻まれている。一番手前の層は、淡い色と共に日の出06:30から始まり、時間の経過と共に層はゆっくりと濃くなり、最後は自身が今回初めて使用する色である「黒」で、色が見えなくなる19:49を表し、インスタレーションを締めくくる。
インスタレーションの中央がまっすぐに切り抜かれたトンネルの先には、自身の尊敬する倉又史郎氏の「ミス・ブランチ」が置かれている。これは、本展のキュレーターである富山県美術館の副館長により、エマニュエルから倉俣氏への尊敬の意を表現する軸線がつくられた。トンネルの中で、じんわりと滲みゆくグラデーションを全身で感じ、空の移り変わりを眺めながら、時の流れの中を散歩することができる。
OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2017 with Panasonic Beauty
2017年11月8日~12月25日
表参道ヒルズ
東京
開業11年目を迎え、新たなステージへと突入した表参道ヒルズ。今後は「カルチャー」を生み出し発信することに重きを置く表参道ヒルズにふさわしいクリスマスイルミネーションとして、自身初となるイルミネーションを、「アート」と融合させて発表。今までのイルミネーションとは一線を画した、色そのものが光りを放つ、100色の幻想的な空間を創り出した。
表参道ヒルズの大階段の吹き抜けいっぱいに散りばめた100色のミニツリー。提灯のように光を色紙で包み込み、100色そのものが光を放つ構造とした。
合計約1500個のミニツリーを、13.4mもの長さごとに連結し、ユニット化して吊るした。ミニツリーに囲まれ中央に位置する高さ7mにもおよぶメインツリーも、ミニツリーの集合体で形成しており、通常時は白く光り輝く。ミニツリーが吹き抜け空間を埋め尽くす風景は、街に緑が連なる「表参道」の風景を連想させる。
表参道ヒルズの建物の特徴である各階をつなぐスロープを生かした色の配置は、立ち位置によってグラデーションが次から次へと移り変わるため、自然と歩みを進めたくなる。さらに、メインツリーに浮かび上がらせたサンタクロースとトナカイたちをミニツリーの森の中に迷い込ませることで、館内をくまなく探し歩きたくなるよう仕掛けた。
毎時00分と30分に行われる特別演出「EMOTIONAL REFLECTION」では、光、色、特別演出のために作曲された音楽、そして、それらの連動のすべてを自身で監修。音のリズムに合わせ、メインツリーはイエロー、ピンク、グリーン、ブルー、そしてレインボーへと色を変え、ミニツリーはメインツリーと共鳴し合うように光り瞬く。
表参道の寒空に浮かぶ、100色のクリスマスツリーの森。色鮮やかにきらめく光りが、表参道ヒルズのクリスマスの夜を優しく灯した。
「新・日本の美意識」
2017年3月29日~4月17日
阪急うめだ本店
1階コンコースウインドー
大阪
concept : 襲(かさね)の色目
阪急百貨店うめだ本店で恒例となっている、日本の文化を今日的に洗練させたクリエーションを発信する「新・日本の美意識」キャンペーン。このテーマに呼応するように、1階コンコースの7つのウィンドウを「襲(かさね)の色目」をコンセプトにデザインした。
「襲(かさね)の色目」は、古来からの日本装束に用いられてきた日本独自の技法であり、それを100色の紙の重ねを用いて表現した。ウィンドウはそれぞれ、イエロー、ピンク、ブラウン、グリーン、ブルー、パープル、ホワイトで構成され、色のグラデーションの重ねによって生まれた三角形のボリュームが浮かぶ。ディスプレイされた日本の美意識を連想させる商品は、インスタレーションと響き合い上品で繊細な印象を演出した。100色のグラデーションと共に彩られたおよそ50mも続く7つのウィンドウは、1日約30万人もの人々が行き交うコンコースで雑踏に負けない圧倒的な存在感を放った。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
Affordable Art Fair
2017年2月17日~20日
Tour & Taxis
ブリュッセル(ベルギー)
『Affordable Art Fair』は「誰もが気軽に現代アートを楽しめるイベント」として世界各国で開催されているアートフェア。2017年2月はベルギーの首都ブリュッセルで開催され、会場入口から展示会場へとつなぐアプローチを「100 colors」で彩り、来場者を迎え入れた。高く白い壁に囲まれた長いアプローチに、密に吊るされた100色の紙の帯が軽やかになびく。来場者は10mにも続くこのアプローチを見上げながらゆっくりと歩み、色を肌で感じる。現代アートの世界へとつながる100色のアプローチは、来場者の心を躍らせた。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
国立新美術館 開館10周年
2017年1月20日~30日
国立新美術館
国立新美術館は今年1月に開館10周年を迎え、これを記念した「開館10周年記念ウィーク」を実施。これまでの10年の活動を紹介する会場を、これからの未来10年で構成した巨大インスタレーション「数字の森」で彩った。開館以来初めて仕切り壁を一切使わず、いわば大きな無色の箱の2000平米あるホワイト・キューブの展示室に100色の層を重ね、自身最大規模のインスタレーション作品となる色彩と空間を融合させた壮大な作品を創り出した。
2017年から2026年までの未来の10年間を視覚化した「数字の森」。6万ピース以上にも及ぶ西暦を表した数字「0」から「9」を規則正しく3次元のグリッド上に整列させた。インスタレーションを切り抜いたトンネルの中に入ると、来館者は無限に広がる数字の森の中へ引き込まれる。このインスタレーションは、空間を10層に分けて構成しており、それぞれの層は1つの西暦を象徴する。正面から2017年の2,0,1,7の4つの数字がランダムに並び、2,0,1,8、2,0,1,9・・・と年を重ねる。時のレイヤーを100色で彩り、数字の森の中でカラフルな時の散歩を楽しむ、100色シリーズの新作となった。
森の中には女の子2人と猫1匹が迷い込み、「迷子」を来館者に探してもらう遊び心も盛り込んだ。インスタレーションの両端の壁には、「数字の森」に呼応するように過去10年間の展示ポスター、そして反対側の壁には未来10年を白い数字でシンプルに表現した。今回のインスタレーションは、国立新美術館としては異例の撮影許可とし、様々なメディアやSNSで紹介されたことによりたくさんの人々へと広まった。300人ものボランティアの協力を得て創り上げられたこのインスタレーションは、2万人以上の来館者の心を躍らせた。
色が回る。
色が混ざる。
心が動く。
NSK100周年記念展覧会
SENSE OF MOTION
2016年11月9日~20日
SPIRAL garden/ 東京
今年で創立100周年を迎えた日本精工株式会社(NSK)は、「あたらしい動きをつくる。(SETTING THE FUTURE IN MOTION)」をビジョンとして掲げ、「SENSE OF MOTION」展を表参道スパイラルで開催した。NSKの技術をシンプルに美しく伝えるべく、ベアリングを用いた色の動きをテーマにした壮大なインスタレーションを発表した。
スパイラルガーデンを象徴するアトリウムの螺旋スロープの形状に沿って、高さ約6mの空間を100色で彩られた花モチーフで埋め尽くした。インスタレーションの中央は何もない円形の空間が存在し、来場者は色に囲まれて、その世界観に包まれる。
凝縮された100色は、規則正しく整列した25200個の花モチーフによって構成されている。縦に伸びる軸に取り付けられた花モチーフは、一番上に設置されたNSKのベアリングと風車がサーキュレーターの風によってくるくると回りだす。花モチーフの花びらは数色で構成されており、回り出すことによって色が混色され、新たな色が生まれていく。そして外側のスロープ歩くと、色が重なる角度が少しずつ変化し、様々な視線で堪能できるインスタレーションになった。
同じ花モチーフは会場に花畑の様に広がり、会場全体に一体感を紡ぎ出す。花畑の軸にもベアリングを使い、来場者が手を伸ばして軸を回すとベアリングの軽やかな回転を色の混色を通して感じることができる。
一つひとつは小さくてシンプルな動き。そのシンプルな動きに色を重ねて一つの空間に凝縮させたとき、それは大きなエネルギー放すような、心が躍りだすインスタレーションになる。
TRANS ARTS TOKYO 2016
2016年10月15日~30日
ワテラス (2Fギャラリー)
東京都千代田区神田淡路町
2016年秋、TRANS ARTS TOKYO 2016にて、神田淡路町にある複合施設「ワテラス(WATERRAS)」で吹き抜け空間に静かに浮かぶ「100 colors」
インスタレーションを発表した。
ワテラスの2階にある「ワテラスコモンギャラりー」において、高さ7mの吹き抜け空間に100色のボリュームを浮かべた。コンパクトに凝縮された100色は、色の真下から見上げる事が出来ると共に、3階のカフェからは真横からの視点をも楽しむことができる。2つの別空間が100色で繋がるインスタレーションになった。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
TRANS ARTS TOKYO 2016
2016年10月15日~30日
淡路公園
東京都千代田区神田淡路町
2016年秋、TRANS ARTS TOKYO 2016にて、神田淡路町にある淡路公園で新たな「100 colors」インスタレーションを発表。ゆるやかに伸びる階段をカラフルな通り道へと変化させた。
淡路公園へと向かう途中、木々の隙間に揺れるカラフルな優しい曲線目に入る。風になびくイエローの帯の下をくぐると、その先には100色のグラデーションが突如現れる。一段一段上るごとに少しずつ色が変わり、普段の道が彩りと驚きで溢れた。
100 colors シリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」は、100色で空間を構成するインスタレーションシリーズ。環境に合わせて色のかたちを変化させ、色の魅力を最大限に引き出している。一目で視界に入る100色を全身で受け、色そのものを感じてもらう作品である。1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、
街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト「色切/shikiri」の原点である。
東京を見て感じた気持ちを今も大事にし、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。
あなたの好きな色を見つけにきてください。”
エマニュエル・ムホー (2013年9月)
CIUDAD EMERGENTE
2016年9月20日~25日
Usina Del Arte
ブエノスアイレス (アルゼンチン)
南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催されたアンダーグラウンドなアートと音楽祭 「Ciudad Emergente」 にて「100 colors」を展開し、多くの来場者を楽しませた。
南米の空の下でなびく、東京で染められた100色の帯。イベントへの入口として道路の真上に設置された100色の下を来場者が色に触れながら通り抜ける。南米の空気と人々に触れ、東京とは一味違う陽気で熱い雰囲気に包まれた。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
新宿クリエイターズ・フェスタ
2016/9/15(木)~9/25(日)
歌舞伎町シネシティ広場
2016年夏、新宿クリエイターズ・フェスタ2016にて、「眠らない街」歌舞伎町に100色が現れた。
幾重にも続く派手な電飾の看板とネオンを通り抜けると、風にゆったりとなびく色と出逢う。「100 colors」第13弾となる今回は、不織布の帯を1枚1枚オリジナルの100色に染め上げた。透き通る様な風合いの不織布は重なり合うことで滲みあい、柔らかなボリュームを作りだした。独特な雰囲気と時間の流れを持ち、常に人々で賑わう歌舞伎町が100色と重なり合うことにより、異空間へと変身した。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
「銀座の中の宇宙」
2016年7月9日~9月22日
東京都中央区銀座
東急プラザ銀座内
METoA Ginza
東急プラザ銀座の一角にある三菱電機の施設、METoA Ginza。ここで開催された「銀座の中の宇宙」展でインスタレーションを発表した。モチーフとしたのは、三菱電機が開発した準天頂衛星のセンチメータ級の測位精度。人工衛星の技術を美しく、親しみやすい表現で可視化した、来場者参加型のインスタレーションが誕生した。
準天頂衛星は、宇宙約4万キロメートル(32,000~40,000km)高度から自分のいる場所(x,y,z)を、センチメータ級の精度で測ることができる。日本の真上を通る正確な軌道により、日常的に使うGPSやカーナビの精度向上にも期待されている。このインスタレーションは、宇宙をテーマにした展示の中であえて視点を地球に向け、銀座の雑踏をイメージした100色に彩られた18,000人の同じ女性のシルエットで構成されている。人混みの中には女の子2人とネコ1匹が迷い込み、「迷子」を捜してもらうインタラクティブな企画で来場者と距離を縮める。
重なり合う女性のシルエットが成す世界。
ふと気が付けば、私たちは同じような日々を繰り返し、同じように見える人々が行き交う中に埋もれていく。
自分の存在と居場所を自分自身に問いかける。
WOOD FURNITURE JAPAN AWARD 2016
2016年3月4日-5日
SPIRAL hall / 東京
2016年1月20日-21日
No.9 RIVE GAUCHE /パリ
concept : bunshi /分枝
パリからの凱旋となるWOOD FURNITURE JAPAN AWARD 2016展が表参道のスパイラルで開催された。パリ展と東京展、両展示の会場構成を担当し、「分枝」という共通のコンセプトを基に空間をデザインした。「分枝」には、デザイナーや職人たちが出会い、貴重な経験と共にそれぞれの新しい道へと進めるようにと意味を込めた。
「分枝」ひとつひとつは小さいオブジェだが、集まると森のように包み込む空間を作りだした。スパイラルホールでは、正確に整列された2万本の「分枝」が大空間を埋め尽くし、微かに揺れ動きながら重なり合い、有機的でダイナミックな空間を生み出した。森の中に埋もれるように存在する1本のトンネルを歩くと、周りの色が少しずつ変化し、100色のグラデーションを浴びることができた。
エントランスには、100色で彩られた日本の木58種類、100文字が躍るインスタレーションを展開した。
Tokyo photos : © WFJA2016 / design: emmanuelle moureaux / photo: Daisuke Shima (Nacasa & Partners)
Paris photos : © WFJA2016 / design: emmanuelle moureaux / photo: Shoichi Kajino
2015年11月26日
東京都港区芝公園
増上寺
イタリアのライフスタイルブランドFURLA(フルラ)の2016春夏コレクション展示会を増上寺で開催。2015秋冬コレクションに引き続き、今回も会場構成と新たなコレクションを彩るインスタレーションを手掛けた。
増上寺光摂殿内で行われた前回の展示会と変わり、今回はその手前にある外のピロティが会場となった。黒い空間で作られたレセプションを通り抜けると、カラフルな春の世界が来場者を出迎える。「hanami」と名付けたインスタレーションはピロティの柱を木の幹に見立て、上部に細く長い100色の紙を密集させたカラフルな花の咲く木々をイメージ。
僅かに揺れる細い色の線で作られた花の間から、色に染まった木漏れ日が差し込む。凛と佇む色とりどりの木が並ぶ光景はまるで公園の一角にたどり着いたかのように思わせる。本コレクションのテーマである「lights of color」を連想させる幾何学模様や大胆な色使いが施された商品は、花々の色と呼応するようにディスプレイされている。木の幹にはそれぞれ棚を設け、咲き誇る花の下で花見をしながら新作コレクションを堪能する。明るく清々しいインスタレーションと展示品と共に、春夏の季節を肌で感じられる会場となった。
AnyTokyo 2015
2015/10/24~11/3
東京都港区芝公園
増上寺
1坪の小さな空間に凝縮された100色。AnyTokyo 2015 で発表した100色シリーズの新作は、風になびく細く繊細な100色の下で寝転び、 自分だけの色の空間を楽しめる作品である。
増上寺本殿と東京タワーを背にぽつんと佇む1坪の空間。遠くから眺めると色が凝縮されたボリュームとして見え、近づいていくと風になびく柔らかな色で創られた空間がある。縁側に腰掛けると100色の細い紙がこすれ合う音が聞こえてくる。畳に横になり上を見上げれば、風と共になびく100色の空が広がっている。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」は、100色で空間を構成するインスタレーションシリーズ。環境に合わせて色のかたちを変化させ、色の魅力を最大限に引き出している。一目で視界に入る100色を全身で受け、色そのものを感じてもらう作品である。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2015年10月8日~11月20日
東京都中央区銀座
フルラ銀座店
コンセプト : 一期一会
イタリアのライフスタイルブランドFURLA(フルラ)銀座店がよりラグジュアリーな空間へとリニューアル。銀座中央通りに面する5つのウィンドウにリニューアルオープンを彩るためのインスタレーションを手掛けた。
前回の秋冬コレクション2015に引き続き、FURLAプロジェクトで大事にしていることは「一期一会」というキーワード。これを軸に今回は「縁」というインスタレーションをウィンドウに吹き込んだ。人との出逢いやモノとの出逢いは巡り合わせ - 縁(えん)である。出逢いは繋がりをもたらし、その先も新たな出逢いへと繋がっていくことをウィンドウに表現した。
ウィンドウの中でまるで時間がゆっくりと進むかのようにその場でまわる100色+ゴールドの円(えん)は、動く度に周りの円と重なり合い、繋がっていくように見える。5つのウィンドウは、店舗のコンセプトカラーであるゴールドの円で埋め尽くしたウィンドウから始まり、少しずつ色の円と混ざり、100色の円のウィンドウへと色を変えていく。
新宿クリエイターズ・フェスタ
2015/9/1(火)~9/13(日)
新宿三井ビル1F 55 SQUARE
2015年夏、新宿クリエイターズ・フェスタ2015にて、屋外と屋内の2会場で「100 colors」インスタレーションを同時に発表した。
「100 colors」第7弾となる今回は、大きな面の100色を各色1枚ずつ空間全体に配して色の道を作り上げた。入り込むと迷路のような空間が広がり、色に導かれ歩き回りながら、静かにたたずむ100色を感じることができる。出口では100色小物シリーズの第一弾“100色のモビール”と出会うことができる。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
新宿クリエイターズ・フェスタ
2015/8/30(日)~9/13(日)
新宿野村ビル 北側テラス
2015年夏、新宿クリエイターズ・フェスタ2015にて、屋外と屋内の2会場で「100 colors」インスタレーションを同時に発表した。
「100 colors」第6弾となる今回は、高層ビルのふもとに位置し、車や人通りの多い街道沿いで軽やかに揺れる細長い100色を魅せた。1色1色を染め、オリジナルの100色を制作。道行く人の足を止め、空と重なり合う色を見上げながら休憩できる場となった。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
2015年5月25日
東京都港区芝公園
増上寺
イタリアのライフスタイルブランドFURLA(フルラ)が2015-2016秋冬コレクションの展示会を増上寺光摂殿で開催するにあたり、その会場構成と新たなコレクションを彩るインスタレーションを手掛けた。
「dance」と名付けたインスタレーションは、本コレクションの「エクスプローション オブ ジョイ(爆発的な喜び)」をテーマに、その伝統を守りながら革新をし、常に未来に向けて進化し続けるブランドを、軽やかに踊る色とりどりのモビールで表現した。全100色の円とFURLAのアルファベット文字が、グラデーションを帯びながら宙を舞い、非日常な高揚感を演出。新作のバッグやシューズは、艶やかな丸いテーブルの上で浮いているかのようにディスプレイし、空間全体を浮遊感のある構成にした。またステージ上に作られたラウンジは、目線の高さでモビールを眺めながら、来場者が寛ぐことが出来る場所である。
常に表情を変えながら舞う100色のモビールは、一日限りの空間、特別な瞬間に色の風を吹き込んだ。
2015年3月19日~4月21日
Great Hall College of Fine Arts
Carnegie Mellon University
(カーネギーメロン大学)
ピッツバーグ (アメリカ)
2015年春、「100 colors」は初めて海を越え、アメリカ・ピッツバーグ州のカーネギーメロン大学でシリーズ第5弾発表した。凝縮された100色はまるで浮かぶ彫刻のように佇み、歴史的建築の中で鮮やかな空間を創り出した。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。
1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー
(2013年9月)
新宿クリエイターズ・フェスタ2014
2013年に新宿三井ビルで発表した100色のインスタレーションを、引き続き新宿クリエイターズ・フェスタ2014にて発表。高層ビル街の中にたたずむ緑豊かな新宿中央公園で行った自身初の屋外インスタレーション。今後100色のインスタレーションを世界各地で展開することを試みており、今回はその第二弾となる。
2013年は100色の紙を用いたが今回は屋外のため風を感じることのできる布を選定した。染料を一色ずつ繊細に調合し独自の100色を創り、布を一枚一枚丁寧に染め1875本もの帯を切り出した。
街に色の風を吹き込み夏の暑い日差しの中に優しい影を落とす100色の帯。高層ビル街を背に色と街とが重なり合い生まれた非日常的な風景は道行く人々の目を奪う。都心のせわしなさから解放され、心が洗練されるような圧倒的な色のインスタレーションとなった。
2014年3月-4月
8ヶ国26都市51店舗で展開
concept : colorful wind
春を彩るユニクロの新商品「リネン」の軽やかさ、清々しい着心地、柔らかさとしなやかさを表現するインスタレーションを、銀座旗艦店をはじめ、ニューヨーク5番街店やロンドン311オックスフォードストリート店など、海外グローバル旗艦店を含めた世界8ヶ国26都市51店舗でディスプレーウィンドウで同時展開。
100色の紙の帯がマネキンの上で揺れ動き、まるでカラフルな春風をマネキンがまとっている様子を表現した。インスタレーションを行った最初の店舗銀座旗艦店1階ガラスケースでは、長さが4.7mの帯が2階から2400本吊られている。
サーキュレーターにより揺れ動く色の帯の中で、リネンを着たマネキンが春の訪れを感じさせる。そしてファサードにはガラスケースと同じ100色の正方形が7mの高さまで敷き詰められ、色が春風に舞い上がる様子を表現している。
新宿クリエイターズ・フェスタ2013
新宿クリエイターズ・フェスタ2013で発表したインスタレーション。100色という圧倒的な色の数・存在感で会場を彩った。「今日の気分は何色ですか?」と題し来場者に会場壁面に貼った同じ100色のカラーチップから選んでもらった。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。
東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。
その想いからここ東京で100色の空間を創る。”