2021
FAROL SANTANDER
サンパウロ(ブラジル)
「数字の森」は、サンパウロの象徴的な超高層ビル「ファロール・サンタンデール」にてアメリカ大陸で初めて展示されました。23階のこの空中ロケーションでは、「0」から「9」までの数字を三次元グリッドに規則正しくランダムに配列させ、100色の3次元マトリックスをつくりました。
ギャラリー空間全体を数字で埋めつくし、インスタレーションを切り抜くトンネルをつくりました。その先には、街を鳥瞰できる窓につながっている。
トンネルを歩いていくと、来館者は無限に広がる数字の森の中へ引き込まれ、100色の微妙な変化を一色ずつ発見するように誘います。
「数字の森」について
「100色」シリーズの一環として、エマニュエルは2017年に国立新美術館の10周年を記念して制作したインスタレーション「数字の森」を発表しました。
6万ピース以上にも及ぶ西暦を表した数字「0」から「9」を規則正しく3次元のグリッド上に整列させた。正面から2017年の2,0,1,7の4つの数字がランダムに並び、2,0,1,8、2,0,1,9・・・と年を重ねる。時のレイヤーを100色で彩り、数字の森の中でカラフルな時の散歩を楽しむ、自身最大規模のインスタレーション作品となった。
2017年以来、「数字の森」は、環境や展示空間に応じて、さまざまな形、数字の大きさや数字の意味で探求されてきました。