2023年4月14日~2024年7月10日
道後温泉商店街
道後温泉
“100 colors no.42”は道後温泉の商店街を100色で彩り、これまでの風景を一変するような大規模なインスタレーションです。
道後アート について
日本最古といわれる道後温泉では、本館保存修理後期工事期間に合わせ「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を2024年3月までの3年間で実施しています。 2021年度は、大竹伸朗さんや蜷川実花さんの作品を展示するほか「地熱づくり」をテーマに、地元で集客や関係人口を築いてきました。 最終年の2023年度は、4月14日(金)から「道後アート2023」を開催します。 フランス生まれの建築家でアーティスト、デザイナーのエマニュエル・ムホーさんが制作したシンボル作品を道後商店街に展示します。道後商店街を100色で彩り、これまでの風景を一変するような、インパクトとスケール感のある大規模なインスタレーション作品です。
100 colorsシリーズについて
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現したくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。
空間を浮かび溢れ出す100色で構成し、場所によって色の材質や形を変化させ、既存空間に色を重ね合わせている。 1995年に初めて東京を訪れた時、東京の街に溢れる「色」がエマニュエルの心に大きく影響を与えたように、彼女が創り出す色がたくさんの人々の心に届くことで、人々の色に対しての意識が少しでも変わるきっかけになってほしいと願っている。
100色を見て、触れて、心で感じ、色を通してエモーションを感じてもらいたい-この思いを胸に、今後も「100 colors」を世界各地で展開していく予定である。
“はじめて東京の街を見た時、街に溢れている色に衝撃を受け東京に住もうと決めた。
ボリュームの異なる建物、そのスキマに切り取られた空、看板、電線など、街は様々な「レイヤー」で構成され、その中で溢れ出しそうな無数の色が幾重にも重なり合い、複雑な奥行きを作っていた。 東京で感じた「色」と「レイヤー」は私のデザインコンセプト色切/shikiriの原点である。
東京を見て感じた気持ちを大事にして事務所設立10年を向かえた今、色の魅力を最大限に表現して、たくさんの色が溢れ出す感覚を共有したい。 その想いからここ東京で100色の空間を創る。”
エマニュエル・ムホー (2013年9月)