2014年6月7日-11月23日
ヴェネチア(イタリア)
concept : shikiri / see beyond colors
リアルト橋のそばに建つパラッツォベンボで開催される企画展「Time Space Existence」、世界各国から集まる建築家の一人として作品を展示。
ビエンナーレの総合テーマ「Fundamentals」は建築の基本的な要素を見つめ直し、改めて考える機会を与えてくれた。そこで建築家として大切にしてきたデザインコンセプト「色切/shikiri」と向き合い、その要素を抽出して表現することにした。
「色切/shikiri」は今まで手掛けたプロジェクトごとに、その時その場所に適応するよう形や仕様を変えてきた。常に進化し、面から始まったコンセプトは線や点にも発展してきた。
本展では、面と線の「色切/shikiri」を建築的視点から捉え、様々なスケールや高さに吊られた6つの模型により立体的に表現している。36色に彩られた面1,390枚と線12,100本の「色切/shikiri」は、構造でありながら空間を色で構成する要素として、繊細な色のグラデーションの世界を創りだしている。