TOKYO DESIGNERS WEEK 2014
100色に身を包む - 色を肌で感じる感覚、新たな色の体感をminoで表現した。
蓑-みの。たくさんの藁(わら)を束ね体を覆うように編み上げたもの。雨風や寒さをしのぐため衣服の上から羽織る日本古来の外衣である。細く長い100色の紙を束ねたmino。身にまとい歩み出すと、色も風に乗って流れ出す。
100色を独自の配列で構成、1束30枚ずつ積層した紙の束を連ねることで深みを与えた。表層の色が舞い上がると隠れていた色が姿を見せ、瞬間的に100色が立ち現れる。今回、レディースとメンズの異なる2種類をデザイン。レディースは5mm幅に切り出した紙3450枚を重ね、しなやかな動きを作り、メンズは20mm幅1140枚を積層し一体感のある動きで力強さを持たせた。ショルダーバックも風を受け爽やかになびく5mm幅の紙100色をあしらいデザインした。
色鮮やかな優しい風を連れ軽やかになる足取り。いつもと変わりない街並みに清々しい景色が広がっていく。