カルピス®100th
七夕に会おう展
2019年7月4日~7日
アーツ千代田 3331
東京
カルピス®の誕生日である7月7日七夕に合わせて開催された、誕生100周年を記念する「カルピス®100th 七夕に会おう展」。本展において、新作インスタレーション「ことばの宇宙」と「100 message bottles」を発表した。
七夕では、人々が願いや夢をカラフルな短冊に書き、願いが叶うように想いを込めて笹に吊るす。エマニュエルはその七夕の伝統を、短冊に書かれて風に浮かぶ「ことば」を抽出することで大切な人を想う体験としてリデザインした。彼女は日本人が一番最初に習う最もシンプルな「ひらがな」全46文字を用いて、願いや夢を表現した。揺れるひらがなは、人々の想いを乗せて笹の葉から揺れるカラフルな短冊を表現している。
「ことばの宇宙」は、約14万ピースにも及ぶひらがなを3次元グリッドに規則正しく配列させ、ギャラリー空間全体を埋めつくした。インスタレーションが切り抜かれたトンネルを歩いていくと、来館者は無限に広がる文字の宇宙の中へ引き込まれ、ことばが少しずつ心に浮かび上がる。本作は自身の100色シリーズの最新作であり、ひらがなの層は100色で彩られ、カラフルな「ことばの宇宙」が完成した。宇宙の中には「カルピス」のボトルのシルエットと「カルピス」のロゴが迷い込み、「迷子」を来場者に探してもらう遊び心も盛り込んだ。宇宙の中の1つのトンネルは訪れた人々を次のインスタレーション空間「100 message bottles」へと導いている。
「100 message bottles」は、来場者が大切な人と共に、自分たちの関係性を表す「message bottle」を見つけるようにデザインされている。100色で彩られた特別な100本の「カルピス」のボトルは、「しんゆう」「あこがれ」「ぬくもり」のような100種類のことばと共に吊るされ、これらの「message bottle」は人と人との特別な関係性を色とことばで表現している。来場者は自分たちのことばを見つけ、「message bottle」 の前で写真を撮ることで、思い出に残る体験をすることができる。